Re: kanon AFTAR STORY'S ( No.8 )
日時: 2008/09/06 18:33
名前: 朱鷺

kanon AFTER STORY'S
川澄舞編
第1話 日常の幸せ
舞サイド

・・・・私の名前は川澄舞。
現在私は大学生です
私の親友の佐祐理は同じ大学で
私を助けてくれた祐一は、高校生活を楽しんでる
一緒に暮らそうと言ったけど本人曰く「高校卒業するまでは、一緒に暮らしてはいけない」とのこと
現在、佐祐理と一緒に暮らしている
少しだけ寂しい
・・・・誰に話しかけてるんだろ?

「お〜い、舞!」

向こうから祐一が来た
今日は佐祐理が大学の講義で遅くなるので祐一に買い物の手伝いを頼んでいた

「待ったか?」

「・・・・・全然」

祐一が手を差し伸べる

「行こうぜ」

「・・・・・うん」

祐一はかなり嫌いじゃないから手を繋いでも平気だと思う

「どうした?顔が赤いぞ?」

祐一が心配した顔で聞いてきた

「・・・・・何でもない」

やっぱりまだ恥ずかしいのかな?
祐一と手を繋ぐのは・・・
こんな所、佐祐理にばれたらからかわれる

「そういえばさ、今日は何を買うんだ?」

・・・・・・なんだっけ?

「・・・・・忘れた」

祐一がいきなり、大きい溜息をついた

「はぁ〜、そうだったよ。お前はそういう奴だった」

・・・・・そういう奴ってどういう奴?

「それより、なんかメモを持っていないか?」

「・・・・・持ってる」

そう言ってポケットからメモを取り出して祐一に渡した

祐一サイド

舞にメモを渡されると・・・

「え〜と、何々?お米10キロ、豚肉500g、しょうが焼きのタレ、ねぎ、玉ねぎ、味噌、豆腐か」

確かにこれじゃ、1人は無理か

「・・・・・行こう」

そう言われてデパートの中に入る
まずは、メモに書かれている軽い物から集めた

「一通り、集まったな」

「・・・・・ご飯」

そう、残すのはお米のみ

「舞、米が売ってるところを知らないか?」
舞が指をさす

「・・・・・・あっち」

「わかった行くぞ!」

「・・・・・・はちみつくまさん」

手を繋ぐと舞が嬉しそうにしてくれている事がわかった

・・・・・十分後

一通り買い揃えて舞と佐祐理さんのマンションに運んでいる

「うっし、やっと着いたな」

「・・・・・ただいま」

そう言って舞が扉を開く

「おかえりなさ〜い」
部屋の中では佐祐理さんが待っていた

「お邪魔します!」

佐祐理さんは笑顔で

「あはは〜、祐一さんありがとうございます」

「別にいいよ」
佐祐理さんは、何か思い立ったように尋ねてくる

「祐一さん、晩御飯食べていきませんか?」

「いいよ、そこまでしなくても」

「でも、舞も一緒に食べたいって、ねぇ舞?」

「・・・・・(コク)」

舞が頷く

「じゃあ、お言葉に甘えて」

「だって、ま〜い」

「・・・・祐一とご飯食べるのかなり嫌いじゃないから」

「それは、光栄だ」
俺は苦笑する

「おっと、その前に秋子さんに電話しないと」

佐祐理さんが、こう言ってくる

「あはは〜、大丈夫ですよ。許可は先ほどもらいましたから」

いつの間に?

「祐一さんがここに少し来る前です」
なるほど、そう言うことか
佐祐理さんがかけたのか

「いいえ、違いますよ。秋子さんからですよ」

へっ?なんで?

「秋子さんが、舞と仲よくして帰ってるのを見たそうです」
全然、気がつかなかった
・・・ちょっと待てなんで俺が考えてる事で会話できてるんだ?

「声に出てましたよ」

「・・・・・(コク)」

「ぐはぁ!!・・・・」

この癖直さないとな

舞サイド

ご飯を食べた後、祐一が暫くして家に帰ろうとしたとき

「じゃあ、そろそろ帰るな」

時間は、もう9時を指していた

「そうですね、明日学校ですもんね」

「ああ、と言うわけでじゃあな」

もう少し祐一と一緒にいたい

「・・・・あ」

佐祐理が気づいたのか胸の前で手をたたいた

「そう言えば、ノートを切らしたので舞、買いに行ってもらいませんか?」

え?いきなり言われたので戸惑う

「・・・・・はちみつくまさん」

「じゃあ、少しだけ一緒に行くか?」

「・・・・・はちみつくまさん」

外に出ると5月でも少しだけ風が冷たかった

「なぁ、舞」

「・・・・何?祐一」

「今、幸せか?」

祐一に聞かれてどう対応していいのかわからなかった

「ちなみに俺は幸せだ。だって舞と佐祐理さんがこうして元気になってくれているからな。舞はどうだ?」

私はもちろん

「・・・・・幸せ」

「そっか」

祐一との沈黙が続く
そうしてる間にコンビニに着いた

「・・・・・どうして、あんな事を聞いたの?」

私が疑問に思っていたことを口にする

「ああ、その事か。あの時のお前のことを思い出してな。それで」

「・・・・・・そう」

「でも、聞く必要なかったもんな」

「え?」

「佐祐理さんと楽しく過ごしてるんだ。そんなはずないもんな」

・・・・それでも

「それでも、祐一が居ないと少し寂しい」

「へ?」

見ていると祐一の顔が赤くなっている

「おまえ、よくそんな恥ずかしいこと言えるな」

そうかな?

「・・・・・そう?」

「ああ、そうだぞ」

そのあと私は、祐一と別れて家に帰る途中思った
高校生のとき祐一と再会していなかったらどうなっていたんだろう?

恐らく、私はずっと戦ったままだと思う
こんな日常は絶対に手に入らなかった
でも、今は祐一と佐祐理がいるから今の日々があるから毎日がこんなに楽しい

あの時の悲しい思い出をいつか大切な思い出として思い出せる日がきっと来る。私は、そう信じてる
そう、この日常があの時の思い出を大切な物に変わることを信じて・・・・

あとがき
どうも朱鷺です!!
やっと舞の話に移る事ができました!!
まだまだ続くのでよろしくお願いします。