Re: kanon AFTAR STORY'S ( No.3 )
日時: 2008/08/14 14:12
名前: 朱鷺

kanon AFTAR STORY'S
月宮あゆ編
第3話 家族の暖かさ
祐一サイド

あゆのリハビリ生活も終わりに差し掛かった。ある春の午前で・・・

「お母さ〜ん。私のジャージないよ〜」

リビングから名雪の声が聞こえてきた
やはり名雪は、陸上の強い大学に入って頑張っている

「あ!祐一、おはようございます」

「ああ、お早う」

ちなみに俺は舞と佐祐理さんと一緒の大学に入っている

「あら、祐一さんお早うございます」

台所から秋子さんが出てきた

「お早うございます」

「はい、名雪これでよかったのね」

「あっ!お母さんありがとう〜」

「どういたしまして」

名雪が走って玄関に出た

「じゃあ行って来ま〜す」

「はい、いってらしゃい」

「頑張れよ」

「うん!!」
名雪は嬉しそうに返事をした
ギィ〜 バタン

「もうちょっと早く起きてくれたらいいんだけど」
と秋子さんが残念そうに呟いた

いつもなら俺が名雪を起こすのだか今日は休講だったので遅くに起きたのだ

「祐一さん、ちょっと遅いですけど朝ごはんを食べますか?」

「いただきます」

飯を食い終わってソファーに座りながらテレビを見たいた頃秋子さんに話しかけられた

「祐一さん、ちょっと話があるのですけれどいいですか?」

秋子さんが真剣な顔で話しかけられた

「いいですよ」

「ありがとうございます。では、早速話をしたいと思います。あゆちゃんのことですが・・・」

あゆ?あゆに何があったのだろうか

「あゆに何かあったんですか?」

秋子さんは首を横に振って人差し指を立てて答えた

「いいえ、違います」

よかった。俺は胸を撫で下ろす

「話があるのは、あゆちゃんを養子にしようと思うんです」

養子?でも何故それを俺に?でも答えは決まっていた

「俺は、構いませんけど・・・それを名雪に話したんですか?」

「ええ、勿論。名雪は問題ないんだけれど・・・あゆちゃんが「これ以上迷惑を掛けられない」と言うので断られたんです」

そうだったのか。確かにあゆは人に迷惑を掛けられないということで断るだろう

「けれど、そうなると。あゆちゃんは一人ぼっちになるんです」

え?独りぼっち?なぜ?what?why?

「知っていると思いますがあゆちゃんのお母さんは
音信不通でお父さんのほうは海外のほうで暮らしているので引き取れない状況なんです」

そういうことか、けれど俺は何を?

「ですから、祐一さんの方であゆちゃんを説得させてください。お願いします」

秋子さんが頭を下げた。頭を下げられて断わることができるわけがない

それにあゆは俺の大切な人だから尚更だ

「頭を下げないでくださいよ。秋子さん。勿論俺は引き受けますよ」

「ありがとうございます。祐一さん」

こうして俺は引き受けた

あゆサイド

明後日で僕は退院する。一年も経ったんだと今思った。
秋子さんが僕に養子にならないかと言われたけれど秋子さんの迷惑になるから、断わった

コン、コン

ノックがかかったので返事をする。誰だろう?

「どうぞ〜」

「よっ!」

祐一君だった

「あれ今日は遅いね祐一君」

いつもなら、10時ぐらいには、来ていたけれど

今日は12時だった

「まぁ色々あってな・・・」

祐一君が難しい顔して答えた。
祐一君がそんな顔をするのは悩んでいるか大変なことだからできる限り相談に乗ってあげようと思う

「どうしたの祐一君?悩みがあるなら相談して?だって僕は祐一君の彼女だから・・・」

随分恥ずかしい事を言ったよ・・・・

「そういってくれるのは嬉しいけどな。お前の問題何だ」

僕の問題?となると養子の事かな?

「お前は、養子の事なんで断わったんだ?」

「僕は、これ以上迷惑を掛けたくないから・・・」

祐一君が優しく言ってくれた

「お前な、そんなこと言ってるけど迷惑なんて誰も思ってない」

「どうして、そんな事がいえるの?」

「どうしてって、そんなの決まってるだろ。みんなお前の事が好きなんだよ。大好きなんだよ」

そんな事初めて知ったよ。

「祐一君の言ってる事が嘘でも嬉しいよ。でもね僕は、大切な人達を失ってしまうのがすごく怖いんだよ」

これは、僕の本音。祐一君はそんな僕を優しく抱きしめた

「確かに、失うのは怖い。あゆが思っていることは事実かもしれない。だけどどんなことがあっても俺はお前の傍にいる・・・ずっと傍にいる。あゆはどうだ?」

僕は・・・

「僕も傍にいたい・・・一緒に笑ったり、泣いたり、喧嘩したり、恋をしたい・・・」

祐一君はさっきよりも強く抱きしめた

「なら、もっとお前は傍に来てくれ・・・7年、またせた。それ以上ずっと傍にいさせてくれ・・・」

「うん・・・」

そう言って僕は祐一君と2度目のキスをした

それから三日経って、僕は祐一君の家に来た
僕はベルを鳴らす。
それは新しい家族と世界で一番大切な人の傍に近づく為の儀式と思いながら・・・

そして、僕は久しぶりに家族の温もりを理屈ではなく肌で感じた大切な日となったんだ
僕は感謝をする。
この日の為に起こしてくれた奇跡を・・・それを実行してくれた人達に・・・
ありがとう秋子さん・・・
ありがとう名雪さん・・・
ありがとうみんな・・・
ありがとう大好きな祐一君・・・・

後書き
甘〜いSSを書こうとしたんですが
どうですかね?
あゆ編はもうちょい続きます。
遠い目で見守ってください
では、また