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とらいあんぐるピース
日時: 2008/11/24 15:12
名前: RYU

以前予告したものをこちらに投稿することにしました。

進みがかなり遅いですがご了承ください。

感想や意見などは感想提示版のほうにお願いします。
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Re: とらいあんぐるピース ( No.1 )
日時: 2008/11/24 15:13
名前: RYU

ウェストブルーの港町、シーリングタウン。

そこで、一人の少年は、とある海賊と出会う。











とらいあんぐるピース







序章 大海賊との出会い 決意を胸にした旅立ち。


「海王類だーーーっ!!」

髑髏に白いひげが描かれた帆をもつ大きな海賊船。
その中に、少年はいた。

「ねえエド!あんなの倒せるの!?」

「恭也、あんなんにビビッてたら、海賊なんかやれねぇぜ。マルコ!」

「おう、行って来らい。」

エドと呼ばれた大男に命令されたマルコと呼ばれた男は、跳躍すると何をしたのかわからない速さで海王類を仕留めた。

「す、すげ〜……」

「わかったかい?恭也。これが海賊ってもんだい。」

マルコは恭也の横を通り過ぎ、船内へ戻っていった。










航海を終え、シーリングタウンに帰ってきた恭也たちは、酒を持って喫茶翠屋というシュークリームが売りの喫茶店で宴会をしていた。

「ねぇねぇ、俺も一味に入れてよ。剣の腕なら自信があるからさぁ。」

恭也はエドの隣でジュースを飲みながら懇願した。

「グラララ、おしめが取れたら一味に入れてやるよ。鼻たれ小僧。」

「おしめなんかしてないやい!!」

恭也の反論にエドの部下達は大笑いをした。

「ほら恭也、無茶言わないの。スミマセンね、船長さん。この子も船長さんに憧れちゃったみたいで。」

店の奥から出てきたのは店長の高町桃子。
恭也の母親代わりでもある彼女は恭也をたしなめる。

「いやいや、海賊なんてのは恐れられることはあってもなかなか憧れてくれる奴はいないんだ。感謝しねぇとな。」

「じゃあ連れてってよ!」

「それとこれとは別だ。」

簡単に一蹴され落ち込む恭也。

「そんなに落ち込むなって。親父だってお前を可愛くなくて言ってんじゃねぇんだ。」

「そうだってい。お前が大きく、強くなれたらお前を入れてもいいって事なんだからよい。」

ジョズとマルコに言いくるめられ、しぶしぶ納得しようとする。

「しかし、この町を拠点にしてもう一年か。はえぇもんだな。」

「え?もしかして行っちゃうの?」

恭也は寂しそうに言った。

「まぁもう少しはいるが、これでも長すぎたんだ。いつかはある別れだ。しかたねぇよ。」

「けど……」

恭也は悲しそうにうつむくと、エドは大きな手を頭に乗せた。

「だったら追いかけてくればいい。お前が強くなって、追いつくまで待っててやる。グランドラインの果てでな。」

「うん!俺、一日も早くエドに追いつくように頑張るから、そしたら俺も仲間に入れてくれよな!!」

恭也はうれしそうに笑いながら言うと、エドも大声で笑い出した。










あれから三日たった。
エドたちは航海を続けていた最中、恭也は人の来ない森で鍛錬をしていた。

「今日こそは基礎を完成させるぞ。」

恭也はエドと一緒に海賊をやるという目標を持ち、日夜厳しい鍛錬をしていた。
毎日朝早くに家を出て、帰ってくるのは日が暮れてから。
そんな鍛錬をすでに三日も続けていた。
普通の子供なら倒れてしまうところだが、恭也は倒れず頑張っていた。
エドに認めてもらうために。

「ん?」

後ろからガサガサという音が聞こえ、恭也は振り向いた。
すると草むらから、巨大なエリマキトカゲが出てきた。

「な、なんだ!?」

「きしゃーーーーー!!」

エリマキトカゲは恭也に襲い掛かり、恭也もそれに応戦した。










「おう、桃子さん。今帰ってきたぜ。」

夜。
エドたちは今日の航海を終え、拠点としていた翠屋に帰ってきた。
しかしそこでは、待ちの住人が集まり何かを相談していた。

「貴様、まさか恭也を連れて行ったんじゃなかろうな!?」

年配の男がエドに向かっていき、胸倉をつかんだ。

「村長、それはありませんよ。恭也は船長さん達が行く前からいなかったんですよ。」

どうやらこの年配の男は町長らしく、桃子はそれをたしなめた。

「……恭也がどうしたってんだい?」

「海賊に教えることなんぞないわい!」

マルコが尋ねてみても、村長は話そうとしなかった。

「村長、スミマセン。」

「いや、桃子さんが謝ることじゃねぇ。それで、恭也がどうしたんだ?」

謝る桃子をエドが許すと、恭也のことを聞こうとする。

「実は最近、恭也が朝からいないことが多くて。今までは夜になれば帰ってきたので心配はしてなかったんですが、今になっても帰ってこなくて……」

「………」

エドはそこまで聞くと、どこかに走り出した。

「親父!!」

部下達の制止も聞かず、一目散に森のほうへ。
エドはこの町に来てしばらくすると、恭也と仲良くなった。
その時、教えてもらった場所があった。

『ココ、俺の秘密の場所なんだ。ココからなら町が一望できて、横には海が広がってる。いっつもココで剣の修行してるんだ。』

(あそこだ!もしも恭也が行くとしたら、あそこしかねぇ!!)

エドは草むらや木なども気にせず、一目散に走っていく。
その場所に行くと、倒れた恭也と、恭也を食べようとしていた巨大なエリマキトカゲがいた。

「恭也ーーーーーーっ!!」

エドはエリマキトカゲを殴り、恭也を助け出した。

「恭也!しっかりしろ!恭也!!」

「……エ…ド……?」

エドの声が聞こえた恭也は、うっすらと目を空ける。

「無事だったか。よかったぜ。」

「ごめんね……エド……俺、勝てなかったよ……」

「恭也?」

「これじゃあ……仲間になんか……してもらえないよね……」

恭也はそこまで言うと目を閉じた。
エドは慌てて生死を確認すると、かすかだが呼吸している。

「きしゃーーーーーー!!」

エドに殴られたエリマキトカゲは、敵意むき出しで二人を睨んでいた。

「……ろ。」

その時、エドは小声で何かをつぶやいた。

「き?」

何を言っているかわからないようすで、首をかしげたエリマキトカゲ。

「失せろと言ってるんだ!!」

エドはものすごい怒気を込めて睨み付けた。
エリマキトカゲは、自分よりも小さな人間に恐れをなした。

「き、きしゃーーーーー!!」

エリマキトカゲは襟を開くと、そこから緑の煙を出した。

「な!?毒!?」

エドは自分にかまわず、恭也を抱きかかえ吸わせないようにした。

「ぐっ、ごふっ!」

エドは吐血しながらも煙の範囲から逃れようと走る。

「親父!!」

その時、二人を心配し追いかけてきていたエドの部下達が二人を発見した。

「助かった……か……」

安心したエドは、恭也を抱きかかえたまま倒れた。










「もう行っちゃうの?」

恭也の行方不明から一週間。
恭也は無茶がたたり、エリマキトカゲに膝を砕かれ、エドは猛毒を受けながらもワクチンを打ちなんとか持ち直したが、同時に後遺症で体調を悪くしていた。

「グラララ、俺はそこまでやわじゃねえからな。」

「けど、俺のせいで……」

恭也がしょげかけたとき、エドの大きな手が頭に乗せられた。

「だったらお前が強くなって、俺のところに来い。俺の右腕になるほど強くなってな。」

「……ああ!俺は絶対、この一味より強い海賊になる!そしていつか、海賊王になる!!そしたら、これ以上ないほど最高の部下だよね?」

恭也の言葉にエドとその部下達は一瞬呆然とした。

「グラララララ!そりゃもう俺を超えてるからな!その時はお前、自分の仲間を大切にしな。」

そう言うとエドは、一本の小太刀を恭也に託した。

「こいつは俺の親父が持っていた小太刀でな。お前が俺に憧れるなら、俺に追いついて来い。海の果てで、待ってるからよ。」

エドはそういうと自分の船に乗り込む。

「出航だ!全員船に乗り込め!!」

「「「「「応っ!!」」」」」

全員が船に乗ると帆が張られ、船が沖へと進んでいく。

「俺、絶対海賊王になる!だから、待っててね……エド……」










9年後。

「それじゃあ母さん、行ってきます。」

立派な青年となった恭也は旅立ちを決意した。

「必ず帰ってきなさいよ。」

「お兄ちゃん、行ってらっしゃい。」

自分の母親代わりだった女性と、新しく出来た妹、なのはに別れを告げ、恭也は港に行こうとした。

「きしゃーーーーーー!!」

そこに、一匹の巨大なエリマキトカゲが現れた。

「来たか、森の主。」

恭也は背負っていた荷物を下ろすと、二本の小太刀を構えた。

「あの時は手も足も出なかったが、もうそうはいかん。」

「きしゃーーーーーー!!」

エリマキトカゲは恭也に飛び掛る。

「御神不破の剣士に、敗北は無い!!御神流基礎・徹!!」

恭也の剣をくらったトカゲは、遠い海のかなたまで吹き飛ばされた。

「さて、行くか。」

恭也は小船に乗り込み帆を張った。

「俺は必ず、海賊王になる!!待ってろよ!エドワード・ニューゲート!!」

こうして、恭也の海賊としての第一歩が踏み出された。
大海賊から貰った刀と、大きな野望を持って。
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